ネオ大衆酒場の定番は出し巻き

ネオ大衆酒場の定番は出し巻き

全国チェーンの安い居酒屋もコストが安価で決して悪くはありませんが、昔ながらの路地裏の横丁の古典的な大衆酒場で、ちょっと一杯ひっかけながら、つまむのも風情あるものです。

 

昔から続く大衆酒場も、長引く飲食業界の不景気や、バブル期の地上げや、後継者なく廃業する店も少なくなく、また災害や消防の観点から、再開発されてしまう路地裏も多くあり、一昔前にかなり減少してしまいました。

 

それが、都知事選に立候補する会長が経営する激安居酒屋などのチェーン店が急増した背景にあるわけですが、最近増えてきているのが、ネオ大衆酒場と呼ばれる、若年層オーナーによるレトロながらも新しい居酒屋です。

 

そのほとんどは、初期投資を抑えた出店で、全国チェーンの激安居酒屋と勝負しようという、飲食業界の新しい風です。

 

一般的な居酒屋チェーン店と違い、内外装にこだわらず、とにかくうまくて安い料理と、安い酒を提供することだけを追求している居酒屋です。

 

既にチェーン店化となっているネオ大衆酒場もあるようですが、一律同じサービスのチェーン店よりは、個人経営のお店のほうがおつなもの。

 

一括仕入れのチェーン店と違い、仕入れ具合で日替わりで出し物が変わったり、レンジでチンという料理ではないのが魅力です。

 

例えば出し巻きたまごなどは、きれいな形をしていて、レンジでチンするのも、安価で悪くはありませんが、手作りの不恰好で、形も統一されていないながらも、注文を受けてから作る出し巻きたまごは、ふんわり具合も違えば、マニュアル化されていないだけに、その日の気温湿度、マスターの舌加減で、味も変わるというものです。